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エムウェブは、売上も仕入も入出荷も受発注も生産も在庫もタイムカードも給与も、すべてを飲みこむオバケ雲。 もちろん会計機能も充実。毎月の試算表を作成し、「いくら儲かったか」を最速で提示し、決算に必要な数字も揃います。 使い慣れた会計ソフトでの処理を望まれる税理士さんのために「弥生会計」連動を準備しました。
弥生会計

「弥生会計」へ仕訳データをエクスポートする件

エムウェブは、
売上も仕入も入出荷も受発注も生産も在庫もタイムカードも給与も、
すべてを飲みこむオバケ雲です。
いろんな業務を、
いっぺんに詰めこめば詰めこむほど、
データをあっちからこっちにコピペして転記する二度手間とか、
「エクセル」のファイルばっかりが増えていく分散化の手間が防がれるので、
一元化のメリットは増大します。
どうせ一元化するんですから、
ぜひ、
ここは税理士センセイにもご協力いただいて、
会計だけ別のファイルで処理
なんてことにならないようにしたいわけなんですね。
税理士センセイにお詫びと言い訳

エムウェブには、
独自の会計メニューがあります。
日々の経費(消耗品費とか接待交際費とか交通費とか‥‥)について、
ブラウザで仕訳データ入力ができます。
いっぽう、
販売管理、仕入管理のそれぞれで入力された
売掛の増減(売上と入金)データ、
買掛の増減(仕入と支払)データのそれぞれから、
自動的に仕訳データを生成します。
どうしてもややこしい言い方になってしまって歯がゆいのですが、
要するに、
会社で発生するすべての取引データが、
どこかの媒体から別のどこかの媒体に移す
という作業なしに、
一連の
仕訳データ
として
ひとつのかたまりの中に並べてある
ってことなんです。
わかっていただけましたか?
わたしの表現力の限界がどうもこのへんにあるために、
データの一元化による
脳ストレスの軽減効果
を、
リアルにお伝えすることがむずかしいのですが、
それでも、
嗅覚の鋭い経営者のみなさんには
ピーンとくるものがあるらしいですね。
こまかいことはぜんぜんわからないけど、
なんか、
わかったような気がします
と。
あーb(⌒o⌒)d
助かります。
手間いらずですべてのデータを仕訳データ化できるってことは、
毎月の残高試算表を最短のステップで作成し、
いくら儲かったか

最速で提示することができるってことなんです。
「リアルタイム決算」という機能をお使いいただければ、
いわゆる日々決算、
任意の期間中の損益計算書がワンタッチで作成されますから、
いつでも好きなときに御社の営業利益がご確認いただけます。
これはエムウェブが、
すべての取引データを一元的に扱うシステムだからこそ、
利益計算までのプロセスがシームレスになるんです。
数字をスピーディをつかめるってことは、
意思決定のスピードが上がるってことで、
そこは経営者のみなさんにはたいへん喜んでいただいておりますが、
実は税理士センセイにはなんのメリットもありません。
すんません。
これ、
会計ソフトじゃないもんで‥‥。
(;^ω^A
エムウェブは単体で、
決算に必要な数字がすべて揃います。
すべての仕訳に加え、
給与台帳があって、
商品在庫一覧もある。
しかし残念ながら、
会計処理もできますよっていうだけで、
そこがエムウェブの主目的ではありません。
経営者さん並びに事務担当のみなさんの要望は山ほど聞いてきましたが、
税理士センセイの要望はほとんど聞いてませんので‥‥
そこはやっぱり餅は餅屋。
会計専門のソフトにはかないません。
税理士センセイに対しては、
別段親切なつくりにはなってないのです。
申し訳ございません。

いうわけで、
使い慣れた会計ソフトでの処理を望まれる税理士さんのために、
「弥生会計」との連携が準備してあります。
※TKC対応については別途お問い合わせください。
「弥生会計」にデータを取りこむまでの手順

仕訳データの一覧表示には、
通常のモードと「弥生会計」にエクスポートするためのモードがあります。
ので、
「弥生会計」エクスポート用のほうを開けてください。
エムウェブの一覧表示画面は、
「CSV書きだし」ボタンをクリックしていただきますと、
見たままがCSVデータとしてダウンロードできます。
期間や検索条件など、
画面に表示させるときの設定がそのまま反映します。
クリックしてファイル名をつけて保存してください。
エクスポートのほうはそれだけでオシマイです。
「弥生会計」への取り込みも超簡単。
「ファイル」メニューから「インポート」を実行するだけなので、
弥生会計
慣れてしまえばどうってことないのですが、
はじめだけ事前準備が必要となりますので、
顧問先の会計事務所さんの協力が不可欠です。
事前準備の詳しい内容に関しては、
当社のほうから会計事務所さんに直接説明させていただければと思いますが、
科目の名前を従来のものと共通化したり、
繰越残高を入力したりする作業が必要となります。
会計処理は、
方針が一貫していることが大切ですから。
前期のデータを逆に「弥生会計」のほうからエクスポートしたものを
見せていただければ、
いちばん簡単にデータの連続性を確保することができます。
事前準備が済めば、
あとは、
CSVデータを会計事務所に送るだけで、
あちらでやっていただけるケースがほとんどですが、
もしかしたら、
「弥生会計」に取りこんだ後のファイルを送るように指示されるかもしれません。
どちらにしても簡単ですので、
そのつどご相談ください。
CSVへの書き出しは、
1年分のデータを一気にまとめてやっていただいてもかまいません。
月々の試算表チェックを、
エムウェブで行っていただければ、
実は期末まで会計ソフトの出番はないのです。
社長の経営判断のために必要なデータは、
9割以上が売上データの分類や並び替えや集計にありますから、
期中はエムウェブだけでじゅうぶんです。
仕訳ミス(特に消費税区分)のチェックのために、
もう少しエクスポートの回数を増やしたほうがいいこともありますが、
そこは税理士センセイしだいです。
センセイのアドバイスに従ってください。
クラウドによる会計事務所との理想的な連携とは

みなさんの会社にも
顧問の税理士センセイがいらっしゃいますよね。
いかがですか?
税金を少なくしてくれてるみたいだから満足?
ですか?
年に1回だけ、
決算のときだけチョロっと顔を見せるだけっていう‥‥
まさか、
そんな冷ややかな感じじゃないでしょうね?
税理士なんて、
だいたいがそんなもんじゃないの?

と、
思われてるかもしれませんけども、
そんなことはありませんよ。
どんだけ顧問先が増えてひっぱりダコになってもね、
きちんと相談に乗ってくれる税理士センセイはたくさんいます。
経営が順調ならいいですよ、
年に1回でも。
しかしね、
資金繰りが逼迫してきたとかね、
新商品を開発して勝負の年だとかね、
得意先が倒産してドキッとしたときとかね、
ここぞというときに
相談しにくい

ってのはどうかと思いますよ。
えらそうな顔したセンセイがえらいのかというと、
ぜんぜんそんなことないんですからね、
勘ちかいしちゃだめですよ。
それとも、
商品開発や新規顧客開拓の相談を会計事務所に持ってくのはおかしい

思われてますか?
うん‥‥
まあそうかもしれませんけども。
税理士報酬にはそんなサービス料は入ってないと、
おっしゃるセンセイも多いでしょうけど、
このごろは勉強熱心で若くて気さくなセンセイも増えてきてますから、
ダメもとでいっぺんきいてみたらどうですか。
もしかしたらそのセンセイが優秀すぎて、
あなたと話がかみあわないだけかもしれませんので、
そういう場合はいったんわたしのところにもってきてください。
税理士センセイとのうまいつきあい方を教えてあげましょう。
会計事務所との理想的なつきあい方としては、
クラウドのしくみ

理解してもらって、
あっちからもデータ共有してもらうのがいちばん早いでしょうね。
仕訳データの入力は、
どこで誰がしてもいいと思ってます。
自社でしてもいいし、
会計事務所に頼んでもいい。
ウチがやってもいいです。
伝票さえ送ってしまえば、
どこで入れてもどこからでも見られるんだから、
誰が入れても同じじゃないの
っていうのがクラウドのいいところ。
話のわかる柔軟な会計事務所さんなら、
あちらさんで仕訳も給与台帳も商品在庫一覧も自在に閲覧して、
必要に応じてダウンロードしていただけるので、
みなさんがそこらへんのことに手間をかける必要はなくなります。
むずかしそうなことを言われたら、
こっちに振っていただければ通訳してさしあげますんで。
これでまたひとつ、
脳ストレスが軽減されますよb(⌒o⌒)d
課税区分──日常の仕訳データ入力とマスター登録

「弥生会計」へデータをエクスポートすることが前提の場合、
次のとおり「課税区分」ってもんが、
仕訳データにセットされる必要があります。
  • 課税売上..11
  • 非課税売上..19
  • 課税対応仕入..21
  • 非課税対応仕入..29
  • 課税対象外や不課税の取引..99
  • 金額が税抜きの場合の課税売上..10
  • 課税対応仕入..20

げっ!?
──おどろかれましたか?
いや、これ、
むずかしいようですが、
だいじょうぶですよ。
通例は事前準備の段階で、
「勘定科目マスター」「摘要マスター」
パターンが登録されているため、
区分はシステムが自動的にセットしてくれます。
覚えなくていいんですよ。
ホッ‥‥
ですね(≡^∇^≡)
「弥生会計」連動を考えないのであれば、
この区分は省略できます。)
マスター登録がもれていると
空欄にになりますから、
そこだけ見張っていていただければOKです。
なお、
上記の課税区分の他に、
  • 課税売上別..12
  • 課対仕入別..22

ていう区分もありますが、
これはシステムが自動的にセットするケース以外、
ふだんの仕訳入力では使わない区分です。
さ、これで、
税理士センセイの不安もなくなりましたでしょうか?
月次請求における外税処理について

え~っ‥‥
と、
ここから先は、
意味がわからなければ読んでいただかなくてけっこうです。
経理を担当されている方、
もしくは会計事務所の方のために、
伝え漏れがあってはいけませんので、
要点だけ整理しておきます。
お電話いただければ口頭でも補足説明させていたきますので。
販売管理ソフトと会計ソフトとのあいだのデータのやりとりで、
しばしば問題になる「外税」の扱いについてです。
販売管理のほうでは「締め日」ってもんがあり、
請求金額を15日とか20日とか、
取引先によってまちまちな日付で一か月分を集計し、
そこで区切って外税を計算します。
20日締め

例に説明しますと──
月次の請求書に記載される
税込売上高
っていうのは、
前月の21日
から
今月の20日
まで


売上高についての消費税が含まれているわけです。
その計算手順は、
1か月間の売上高を合算した額に、
税率をかけて税額を求めるというものです。
エムウェブでは、
外税として計算された消費税は、
そのまま
━━━━━━━━┳━━━━━━━━━
 売掛金(貸方)┃仮払消費税(借方)


仕訳データとなります。
つまり、
1日から月末までをサイクルとする、
会計処理上の数字とずれる
余地がある。
その消費税の処理を
どうさしてもらいましょう?

‥‥っていうポイントを、
会計事務所さんとお打ち合わせさせていただきたい。
エムウェブのほうでは、
環境設定によって
以下のように消費税の処理が変えられます。
(1)
期中は、
1か月の売上高と、
消費税の額がつりあってなくてもよいことにして、
期末の最後の月だけ、
21日から月末までの売上に対して消費税を計算するやり方。
これは決算時に、
取引先の件数分だけ面倒な手間が発生します。
(2)
1日から20日までの売上(今月の請求書に記載)

21日から月末までの売上(来月の請求書に記載)

別々に集計して、
外税を2つに分けて、
請求書にも2つ記載する
というやり方。
いちばんおすすめで楽なやり方ですが、
月次請求書に消費税が2つ記載されるので、
お得意先の経理担当の方が「おや?」と思われます。
そこさえ納得していただければOK。
(3)
販売管理のほうで発生した消費税データはなかったことにして、
税抜の売上データだけを会計のほうで仕訳データ化し。
消費税を1日から月末までのサイクルで計算しなおすやり方。
──ざっと以上です。
他にも消費税の扱いに関しましては、
期首に入るまえに具体的にご指示いただければ、
そのとおりに対応させていただきまんで。
なんなりと ̄O ̄)ノ
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