MAPクラウド播磨王 > もっとも美しい「一元化と共有」のために

企業の経営活動にとって理想的なデータベースのあり方はどのようなものか。ずっと追求してきました。 エンジンは何であるべきか、インターフェイスは何であるべきか。いちばん美しい並べ方、綺麗な正規化とはどのようなものか。 職人は一元化と共有の鬼となり、妥協を許さず、中小企業の業務フローに標準化の概念を持ちこもうと努力してきました。

もっとも美しい「一元化と共有」のために

王は、
美しいものを愛する。
美しく研ぎ澄まされたデータベイスの絡みあいは、
無条件に胸に熱く響く。
王は、
すべてを一元化して共有することを愛する。
列を離れ、
秩序を乱すものに対して特別な慈悲を授ける。
王はいまから280年ほどまえに、
特別な職人たちに特別なデータベイスを作らせました。
何を隠そう、
わたしもその職人のひとりです。
そのデータベイスはあまりに特別で、
この世に2つとない名品となりました。
ERPパッケージ

ERP
(Enterprise Resource Planning)
企業全体を経営資源の有効活用の観点から統合的に管理し、経営の効率化を図る手法・概念のこと。 これを実現するための統合型(業務横断型)ソフトウェアを「ERPパッケージ」と呼ぶ。 購買、生産、販売、財務会計、人事、物流など、 企業活動全体にわたる業務を統合データベースを介して有機的に結合できるという大きな特長がある。 業種特性や企業ごとの業務フローに合わせ、特別な機能を部品のように追加できる仕様のものもある。 ただしERPパッケージで全体最適経営を実現させるには、業務プロセスの検証、標準化が欠かせない。 そのため導入前後には1年以上にわたる高度なコンサルティングが必要である。


そのころはわたしもまだ駆け出しで、
しがない一介のプログラマにすぎませんでしたが、
王さまのお手伝いができることは無上の喜びでした。
王の国に存在するあらゆる会社の、
あらゆる活動を統一しうるモデルが
生まれた日のことは忘れられません。
「ぽす乃助」「ぷう太郎」「ピーポス」「キャバ楽」も、
のちにすべてここから生まれました。
王の子なのです。
凡百の民は、この図を
「データベイス相関図」乃至は「全体最適の図」などと呼び、
インプットとアウトプットの謎を解こうとしました。
見積、受発注、納品、仕入、
生産、在庫、給料計算‥‥、
企業の基幹的活動の中で発生してくる夥しい数のデータが、
なぜかくも美しく一元化されるのか。
大量のデータ入力をブラウザで実現する意味 はどこにあるのか。
いや実際のところ、
謎は解けなくとも仕事は完結するのですから、
心配は無用なのですがね。
王の選んだ特別な職人は、
この美しいサーヴィスが国じゅうの中小零細企業に行き渡るように、
特別な価格と特別な名前をつけ、
インターネットという特別な方法で流通させはじめました。
これであなたがたが、
モノを作ったり売ったり仕入れたりするときに生まれるデータが、
いつでもどこからでも常時共有することが可能になりました。
それが王の意志であり、
王の愛だったからです。
のちにそれと似たしくみが亜米利加や独逸でいくつもつくられ、
いまではERPパッケージと呼ばれるようになったようです。
やがてあなたの目にもとまることでしょう。
よろこばしいかぎりです。
オンラインショップも、店頭のポスレジも、
日々発行する納品書も会計帳簿もタイムカードも、
すべて一本化して完結させてしまえば、
臣民が楽になり国が栄える。
わたしは王がその夜、
初めて涙をこぼす姿を目撃したのです。
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