お答えします
はじめに ~ 少し詳しい方に向けた説明
仕様についての説明をあいまいにしないために、まずはじめに、
ちょっと知識やスキルがある方に、
開発側から、仕様に関して踏みこんだ内容をお知らせします。(ITのことがよくわからんという一般ユーザさん、しばらくご辛抱ください。)
エムトーンの開発したクラウドは、「オープンであること」をいつも非常に重視しています。
オーダーエントリーシステム「ぷう太郎」も同じ。
ブラウザで動作しますから、オーダー入直端末はOSに依存しません。
アンドロイドでもiOSでも「ホームページが閲覧できるならOK」ということです。
さらにセルフオーダーでは、他社のものとは決定的にちがい、
あたかもホームページをデザインするのとまったく同じ感覚で、
ユーザが『完全に自由に』メニューをデザインできることを前提に開発しております。
メニュー画面の部分は、その前後のシステムから独立して、別サーバに置くことが可能です。
ですから、結論から申しあげますと、
「ホームページをデザインできるスキル(HTMLやスタイルシートの知識など)があれば、セルフオーダーのためのメニューデザインは独自にしていただくことができます。
こちらに
デザインサンプルがございますが、お手数でなければフレーム内の「pooitems.htm」ファイルのソースをご覧ください。システム的なことがなにもわからないデザイナーさんでもこのくらいのコーディングならわけもなくできるでしょう。
「注文する」ボタンのところで「parent.K(n)」という javascript を実行していることがおわかりいただけますでしょうか。
(「n」はマスターに登録された各商品のコードです。)
たったこれだけの「仕込み」をしていただくだけで、静的なHTMLファイルがメニューブックに早変わりする仕掛けなのです。
写真の大きさや点数、レイアウトなど、
紙のメニューをデザインするのとまったく同じです。
もちろん、写真の入れ替えも自由です。
ホームページをデザインするのとまったく同じということは、
なじみのホームページ屋さんにウェブ版メニューブックの制作を依頼していただければ、任意のレンタルサーバ上に2~3ページでチャカっとメニューができてしまうということです。「pop_x.htm」という名の親フレームファイルを任意のURLに置き、
その内側に、pooitems.htm、pooitems-2.htm、pooitems-3.htm‥‥という具合に、
メニューファイルを並べていただく仕様にしていただけるのであれば、
WordPressでも構築可能です。
はじめにプロのホームページ屋さんがWordPressでレイアウトを決め打ちしておけば、
カスタムフィールド機能などを用いて、あとは素人さんでもブログ感覚でメニュー変更が可能になります。自社のホームページをどこのサーバに置いてもよいのと同じことで、
メニューを置くサーバもどこでもかまいません。

Q.メニュー画面のデザインを依頼するとどのくらいの費用がかかりますか?
A.
お料理の写真撮影を含むかどうかによって大きく違ってきますが、写真素材がもともとあると仮定すれば、標準的には3~5万円くらいではないでしょうか。
当システムのメニュー画面は決まったレイアウトのデザインがあるわけではありませんので、
どの程度のクオリティを目指すかによって2倍、3倍と料金に差が出ます。
「はじめに」で述べましたが、HTMLの知識さえあれば、費用をかけずに自力で作成することも可能です。
弊社にご依頼いただいた場合は、このデザインサンプルのレベルのものですとやはり1ページあたり1万円前後で制作可能(デザイン案は3パターンまで提示)です。
Q.テーブルの数だけiPadをそろえようとするとコストがかかりすぎませんか?
A.
はい。ご指摘のとおり、テーブルの数だけ入力端末をそろえようとするとコストがかかりすぎます。そのスタイルはおすすめしておりません。
大手のファミリーレストランを思い出してほしいのですが、
大判のメニューブックをテーブルの上に置きっぱなしにしているところと、
「メニュー持ってきて」と頼んだら持ってきてくれるところがあります。
どちらでもいいんですが、置きっぱなしにしているとテーブルが狭くなるし、子どもがひっくりかえしてしまう恐れもあります。
弊社のおすすめは、オーダー時の必要なときのみ、「持ってきて」と言われたらiPad(などのタブレット)を渡すというものです。
「顧客によるセルフオーダー」と「スタッフによる聞き取り入力」が同じ端末でワンタッチで切り替えられるというのも当システムの大きな特長です。iPadが置いてあっても使えない(使いたくない)方がまだまだたくさんおられる現状では、テーブルに置いておくのは不親切と思われます。「了解された方だけに画面をちゃんと開いてすぐに入力できる状態で手渡しする」ほうが親切です。
全テーブルに端末を常時置いておこうとしますと、コストがかかるばかりではなく、新機種が出ても端末を買い替えることができず、
ハードウエアが一斉に陳腐化してしまうというリスクを背負うことになります。
そういう楽しくない仕事のまわし方は賢明と思えません。
Q.メニュー変更があった場合など、写真の入れ替えなどは簡単にできますか?
A.
簡単にできるようにあらかじめ設定しておくことはできます。
しかし、簡単にできるようにするためには、デザインを単純にする工夫が必要となります。
それはたとえば、写真の形は長方形にかぎってサイズをそろえるとかです。
このデザインサンプルをご覧いただければおわかりのとおり、
デザイナーによって写真のサイズや形(丸もあれば四角もある)、ボタンの位置が自由に加工してあります。
デザイナーの力量に応じて見栄えは素敵でおしゃれでなりますが、こういうタイプですと写真の入れ替えは大きく制限されます。
一般論として、専門知識のない素人さんユーザでも簡単に操作できるメニューブックにしようとすれば、
デザインはあるていど四角四面の味気ないものにならざるをえません。
飲食店のメニューが味気ないのではシャレにもなりませんので、多少の費用はかかっても、
プロにお任せするのがベターではないかと思われますが、
「はじめに」で述べましたとおり、もしかしてブログとかに詳しい従業員さんのひとりでもいれば、
費用をかけずに自力でメニュー変更することは簡単にできるかもしれません。
メニュー入れ替えがどのくらい頻繁にあるかによっても最適な方法が変わります。
いちどご相談ください。
Q.お客さんにiPadを渡してしまうと設定を変更されてしまうのではないですか?
A.
そうですね。その心配はあるでしょう。「食事そっちのけでiPadでお客さんがゲームをしはじめたらどうしよう??」というのがいちばんありがちな悩みかもしれません。
しかしiPadは「機能制限」をかけることができますので、たとえばブラウザ以外は使えないようにすることができます。(iPadには「Safari」というブラウザがインストールされているのですが、それさえ使えるようにしてあればオーダーエントリーほうはすべて使えます。)アプリのダウンロードなどはもちろん禁止できますが、ブラウザ利用は制限できませんから、ゲーム類をすべて禁止できるかといえば無理なところもあります。それに、制限が多いとお客さまがかえって不快な思いをされる心配もあります。
だから大手のシステムでは、オーダー入力以外のよけいなことが一切できないように専用マシンでがっちり固めてあったりするんでしょう。それをチャンスととらえるか、リスクととらえるか、そこで発想力が試されます。
いいじゃないですか、ちょっとくらい設定を変えられてしまう心配があったって。
また元に戻せばいいだけなんですから。
それよりも、自社のホームページにアクセスしていただいて、お料理ごとの楽しいウンチクを見ていただけるチャンスです。
そんな創意工夫が不足していて「お店が退屈だからゲームするんだ」ということかもしれません。
それも接客の学びのうちと考えて、何が起こるか見てみましょう。さいわいいまのところ、そんなお行儀の悪いお客さんの話は聞いていません。
Q.デモを見ることはできるのですか?
A.
はい。このデザインサンプルと同じメニューで実際にオーダー入力がお試しいただけます。
普通のパソコンからでもiPadからでもスマートフォンからでも、
オーダー入力ステップをご確認いただけるほか、
品名の入れ替えや担当者の登録、
テーブル移動など、
レジ操作(レシート発行)以外の部分について
本番さながらにいろいろと体験していただくことが可能です。
1)まず、下のビリビリビックリマークをクリックします。
2)播磨王さまのイラストのあるページが出てきたら次のゲスト用IDとパスワードを入力してOK。
ユーザーID: POOM
パスワード: PW
3)メニューから「POO太郎オーダーエントリー」を選ぶ。
4)テーブル番号、人数、担当者をセットしたあと、「セルフモードへ」ボタンをクリック。
※「セルフモードは解除するまで選択された卓番が固定されます」というメッセージが出ますが、ここは「OK」。
兵庫県下で多店舗展開中の「ごちそう村」さまにご協力いただき、
メニューはファミリー居酒屋店っぽいものとなっております。
(※料金や品名などは実際の店舗のものと異なります。)
ここまででセルフオーダーのメニューが開き、ご来店のお客さまに「はい、どうぞ」とiPadを渡すところまで進みました。
その他の機能もご自由に操作してみてください。